ディズニーシーのバックグラウンドストーリーを考察|大人も楽しめる世界感【BGS】

TDS

ディズニーリゾートと言えば、圧倒的な人気を誇るテーマパークです。

学生にはもちろん、大人からも非常に高い人気があります。今回は、ディズニーリゾートの人気の秘訣でもあるテーマ性について考えて見ました。

ディズニーリゾートには各エリアや各施設ごとに背景となるストーリー(バックグラウンドストーリー)が隠されています。

本記事ではディズニーシーの世界感について考えて見ようと思います。ディズニーシーは「冒険とイマジネーションの海へ」がコンセプトがなっていますので、地学や歴史などを含めて考察していきたいと思います。

公式に紹介されているだけではなく、個人的な見解も含めてになりますのでご了承ください。キャストによっても意見が異なる部分もあるのがバックグラウンドストーリーです。全てが決まっていないからこそ、捉え方はその人によるというのも魅力の1つですよね。

テーマポート            コンセプト            設定
メディテレーニアンハーバーロマンティック南ヨーロッパの港町20世紀初頭のイタリア
アメリカウォーターフロントノスタルジーあふれるニューヨークとケープコッド1912年のアメリカ
ポートディスカバリー時空を超えた未来のマリーナ1912年のアメリカの人が想像した100年後の未来
ミステリアスアイランド天才科学者ネモ船長の脅威に満ちた秘密基地1873年の南太平洋に浮かぶ火山島
ロストリバーデルタ中央アメリカの古代文明1930年代の中央アメリカのカリブ海沿岸
アラビアンコースト魔法と神秘に包まれたアラビアンナイトの世界ランプの魔人ジーニーが作り出した世界
マーメイドラグーン人魚姫アリエルと仲間たちのゆかいな海底王国リトルマーメイドの世界
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⓪メインエントランス(プラザ)

ディズニーシーのエントランスに前にはアトラクションのポスターがあるのに気が付きます。これはディズニーが元々映画の会社ということもあり、映画の予告をイメージしていると言われています。

エントランスを抜けるとディズニーシーのシンボルであるアクアスフィア(地球儀)あるエリアが広がっています。

当初、ディズニーシーは海をテーマにしたテーマパークということで、本家アメリカのクリエイターは灯台をシンボルにしようとしていました。アメリカにおいて灯台は冒険の守り神の象徴であるため、海をテーマにしたディズニーシーにぴったりだと思ったからです。

しかし、私たち日本人にとって灯台は悲しいイメージを持つ人も多く、オリエンタルランドは本家のクリエイターを日本の灯台に連れて行くなどしてと言われており、話しあった結果今の地球儀がシンボルとなりました。

アクアスフィアの直径は8mほどあり、その大きさに驚かされると思いますが、驚くのはそれだけではありません。

アクアスフィアの周りをよく見てみて下さい。

  • 星の形をした街灯
  • 月の満ち掛けを表した地面
  • 星座の描かれたマンホール

こちらは街灯です。良く見ないと気づかないかもしれませんが、星の形をしています。宇宙をイメージしているからですよね。

地球儀の周りの地面は上から見ると星の満ち欠けがよくわかります。

ただ、地面の白い部分が太陽の光を表しているとすると1つ疑問点が生まれますよね。満月と新月の位置が逆ではないでしょか?太陽と地球の間に月があるときが新月になりますよね。

これはここが地動説ではなく天動説で作られているからどとも考えられています。実は星座の描かれたマンホールも地球を中心に周りを星座が動く天動説で描かれてるのです。

このように、ディズニーシーのエントランスは宇宙空間をイメージしてるのです。冒険に出るスタート地点が宇宙から始まるなんて、さすがディズニー!ロマンティックですよね。

①メディテレーニアンハーバー

メディテレーニアンハーバーは、20世紀初頭の地中海に面した南ヨーロッパの古き良き港町をテーマにしています。

  • エクスプローラーズ・ランディング
  • ポルト・パラディーゾ
  • パラッツォ・カナル

の3つのエリアから出来ています。

エクスプローラーズ・ランディング

火山の目の前に広がる要塞(フォートレス・エクスプロレーション)があるエリア。

それが“Society of Explorers and Adventures“、通称「S.E.A.」と呼ばれる団体です。この団体は国籍を問わず、世界中の航海者や探検家、技術者や芸術家たちで構成されており、名誉会員にはレオナルド・ダ・ヴィンチやクリストファー・コロンブスなどルネサンスや大航海時代の著名な偉人もその名を連ねています。

エクスプローラーズ・ランディングにS.E.A の拠点が設立されたのは1538年と言われています。

元々はスペイン国王のカルロス1世(後の神聖ローマ皇帝カール5世)の所有していた砦と言われております。エクスプローラーズ・ランディング内にあるレストランのマゼランズには彼と王妃であるイサベルの肖像画も飾ってあります。

カルロス1世が所有していたということもあり、エクスプローラーズ・ランディングは他のメディテレーニアンハーバーのエリア(ポルトパラディーゾやパラッツォカナル)とは違い、スペインやポルトガルに位置していた要塞と考えられています。

実はキャストの人にもエクスプローラーズランディングの時代背景を聞いてみtのですが、他のエリアと同じ20世紀初頭と言う意見や1538年と言った見解と意見が割れていました。

こちらはS.E.Aの創設者の肖像画が飾られた部屋です。少し見えずらいのですが、奥の人物の肖像画は額縁に入っているのに対し、手前の人物は額縁がありません。

これは、当時すでに他界している人物は額縁に入っていると言われていることからも、少なくともエクスプローラーズランディング内部としては1538年という設定が有力だと考えています。

また、こちらの貿易船であるガリオン船・ルネサンス号の塗装からも16世紀前後であることが伺えます。塗装にも流行りがあり、このような幾何学模様の塗装が流行ったのがこの時代だとされており、後の時代には絵ではなく立体的な装飾が流行り始めます。

ちなみに、当時では青色の装飾が最も高かったそうで、ルネサンス号からその豪華さが伺えます。

話しはそれますが、S.E.A.には東京ディズニーリゾートに施設に関係した人々も関わっています。以下の人物は19世紀くらいからメンバーに加わったS.E.A再興期のメンバーとされています。

人物施設名
カメリア・ファルコソアリン ファンタスティック・フライト
ハリソン・ハイタワー3世タワー・オブ・テラー
アルバートフォールズ博士ジャングルクルーズ
バーナバス・T・ブリオン
ジェイソン・チャンドラー
ビッグサンダー・マウンテン

ポルトパラディーゾ

「ポルト・パラディーゾ」は、20世紀初頭(1901年)の地中海にある南ヨーロッパの小さな港町を再現したエリアです。

  • トロンプルイユというだまし絵の技法
  • 家と家が隙間なく並んだ建築様式

などイタリア北西部のポルトフィーノを再現したとされています。

このエリアを語る上で欠かせないのが、大富豪のザンビーニ家です。この地域の土地のほとんどを所有しているの大地主で、ポルト・パラディーゾやエクスプーラーズ・ランディングの土地を保有していました。(あのホテル・ミラコスタもザンビーニ一族の所有物です)

こちらはザンビーニ3兄弟が描かれた壁画で、3兄弟の名前はPrimo(プリモ)、Antonio(アントニオ)、Enrico(エンリコ)と言います。

上記で説明したS.E.Aの活動に興味をもち、エクスプローラーズ・ランディングの土地を譲ったのもザンビーニ家と言われています。また、ソアリンがある場所も元々はザンビーニ家が所有していた場所で、ソアリン内には彼らから土地を買ったときの書類も飾られています。

ザンビーニさんが経営するレストランのザンビーニ・ブラザーズ・リストランテが開店した後も町の賑わいは勢いを増し、港町は大盛況。訪れる冒険家や旅人のために作られた宿泊施設がホテルミラコスタでした。

ミラコスタは当初、ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテに隣接する形で建設されましたが、訪れる人々が増えていくにつれ増築をに増築を重ね、現在の大きなホテルができあがったのです。

そのため、ミラコスタの外観はザンビーニ・ブラザーズ・リストランテから遠く(写真の左から右)に行けば行くほど綺麗で豪華な造りに変化していきます。左側と右側では建築様式にも少し違いがあるみたいです。

パラッツォカナル

パラッツォ・カナル(宮殿の運河の意味)は水上都市ヴェネツィアをモデルにしたエリアです。

実際の都市は真ん中を運河が流れており、地上の通りは狭くなっています。自動車などがほとんど使えないため、ゴンドラや水上ボートを利用しているそうです。ディズニーシーでもゴンドラに乗ることが出来ます。

水の都と言うと聞こえ良いですが、水害も多く高潮に苦しめられた地でもありました。

建物の壁をよく見ると、白い線が2本見れる個所があります。これは水害により水がここまで来たことを表しています。少なくとも2回は水害があったことが分かります。

水害の後まで再現しているなんて、神は細部に宿ると言ったところでしょうか?恐るべしディズニーですね。

②アメリカンウォーターフロント

アメリカンウォーターフロントは1912年のアメリカをテーマにしたエリアです。

  • ニューヨーク
  • ケープコッド
  • トイビルトロリーパーク

の3つのエリアから出来ています。

ニューヨーク

ニューヨークエリアに欠かすことが出来ないのが大富豪に2人の存在です。

  • U.S.スチームシップカンパニーを所有するコーネリアス・エンディコット三世
  • タワーオブテラーでお馴染みのホテルハイタワーを所有するハリソン・ハイタワー三世

ハイタワーさんは知っている人も多いと思いますが、エンディコットさんは誰?と思う人もいるのではないでしょうか?

エンディコットさんが所有するU.Sスチームカンパニー社はアメリカンウォーターフロントの54番埠頭に停泊している豪華客船、S.S.コロンビア号を保有しています(S.S.は蒸気船であるスチームシップのことです)。この他にもS.S.フーサトニック号とS.S.モノンガヒラ号という2隻の客船を所有しているそうです。

永遠のライバル関係にあった2人ですが、1899年12月31日にハイタワー三世が乗るエレベーターが落下し、彼が謎の失踪をする事件が起きたことで、権力争いには終止符が打たれホテルハイタワーも取り壊されるものかと思っていました。

しかし、ニューヨーク市保存協会を設立してホテル・ハイタワーを保護し、探検ツアーを開催した人物がいました。それがエンディコット3世の七姉妹の末っ子であるベアトリス・ローズ・エンディコットです。彼女は、幼いころから父親に反発し、父がライバル視するハイタワー三世に憧れを抱いていました。

という何とも皮肉なストーリーがあるのがアメリカンウォーターフロントのニューヨークエリアです。

ケープコッド

ケープコッドはニューイングランド地方のマサチューセッツ州の実在する漁村ケープコッドとナンタケット島がモチーフとなっています。

ケープ(岬)とコッド(タラ)の名前からも分かるように、タラが有名な漁村ですが、ここでは、ニューイングランド地方の歴史を踏まえてケープコッドを考察したいと思います。

  • アメリカの独立戦争での勝利
  • 台風やハリケーンと言った自然災害が多い地域
  • 捕鯨による鯨油で栄えたが鯨の数の減少と共に衰退した産業

アメリカの独立

ケープコッドにはアメリカの独立に関わるものが多く存在します。町にあるレストランケープコッド・クックオフは7月4日の独立記念日を祝うために村役場で料理コンテストを開いている設定のレストランです。

村の西端の広場にあるこの大砲は独立革命の際に使われたもので、戦没者の追悼と彼らの功績を讃えてここに置かれています。

これは「自由の娘たち」という団体により寄贈されたものだと言われており、同様に自由の娘たちにより寄贈されたのが灯台(ハリケーンポイントライトハウス)です。(自由の息子たちをイメージしていると考えられます。)

自然災害

小さな漁村にとって漁は重要な生産手段です。

しかし、ニューイングランド地方はアメリカの東海岸に位置しており、ハリケーンに悩まされていました。

実際のマサチューセッツ州にある海難事故で命を落とした漁師たちを追悼する銅像があります。一方ディズニーのケープコッドにはミッキーバージョンの銅像があります。

捕鯨による産業

マサチューセッツ州は捕鯨による鯨油の輸出で栄えた地域でもありました。鯨から取れる鯨油は現在の石油のように世界各国で重宝されていましたが、19世紀後半には鯨の減少や石油の登場によって徐々に衰退していきました。

また、ディズニーシーのケープコッドではこれ以外にも鯨との繋がりを感じられるポイントがいくつか存在します。

ダッフィーを販売しているお店の住人のペグおばさんは、海で鯨に襲われ夫を失っていたり、ケープコッドクックオフの前の通りはピーコッドストリートと言う名前がついています。

アメリカの作家ハーマン・メルヴィルによる1851年の小説「白鯨」に登場する、エイハブ船長の捕鯨船「ピーコッド号」から名付けられたと考えられます。

③ポートディスカバリー

ポートディスカバリーは未来のマリーナと言われていますが、ポートディスカバリーについて考察する上で切っても切れない関係にあるのがアメリカンウォーターフロントです。

ディズニーランドにもトゥモローランドという未来をテーマにしたエリアがありますが、トゥモローランドに比べるとそこまで未来感は感じないのではないでしょうか?と言うのも、ポートディスカバリーは1912年のアメリカ人が想像した100年後の未来なのです。

ポートディスカバリーとアメリカンウォーターフロントを繋ぐアトラクションがあります。それがエレクトリック・レールウェイです。これは、ただの電車ではなく時空を超えるタイムマシンなのです。(タイムスリップをしているときに電車の速度が変わるので注意して乗ってみて下さい。)

その証拠にアメリカンウォーターフロントフロント側の駅舎には、ポートディスカバリーのポスターが貼られています。

一方、ポートディスカバリー側のアクアトピアのポスターを見ると20世紀初頭に流行った髪型や服装をしたニューヨーカーが混ざっていることが分かります。

これだけではなく、20世紀のアメリカの人が想像した未来だけあって、ケープコッドでの悩み(自然災害や鯨の減少)と言った歴史的な悩みにまつわる研究をしているのもポートディスカバリーです。

ここらへんの内容に関してはこちらの記事で詳しご紹介しているので合わせて読んで頂けると幸いです。

ストームライダーがなくなった理由が衝撃的過ぎた

実はアメリカンウォーターフロントには、当時(20世紀初頭)には存在しないであろう物がいくつか存在しています。それらも、ポートディスカバリーと関係している物で、このエリアから輸入されたと考えれば辻褄が合います。これも上記の記事で考察しているので興味があればぜひ

④ミステリアスアイランド

ミステリアスアイランドは1873年の南太平洋に浮かぶ火山島が舞台となっており、天才科学者であるネモ船長の秘密基地がテーマになっています。

ネモ船長(ダカール)とは小説家であるジュール・ヴェルヌの作品「海底二万里」に登場するする人物です。インドの大公の王子でしたがイギリスからの植民地支配への反乱の中で家族を殺されたことで人間不信に陥ったと言われています。

それ以来は、社会との関りを絶ち、どこの国や団体にも属さない天才科学者としてミステリアスアイランドを隠れ家として暮らしています。そのためミステリアスアイランドで放送などから聞こえる声は聞くことが出来るものの、彼をの姿を実際に見たことがある人はいないと言われています。

余談にはなりますが、ネモ船長ほどの天才的な科学者がメディテレーニアンハーバーでご紹介したS.E.Aに所属していない理由がこれではないかと言われています。1873年と言えば、タワーオブテラーのハイタワー三世やソアリンのカメリア・ファルコなどのS.E.A再興メンバーとも時代が被っています。メンバーでもおかしくは無いですが、彼はどこの国や団体にも所属していないのも納得できますね。

ミステリアスアイランドは孤島です。無人島で生活をするためにネモ船長の発明品の多くを見ることが出来ます。本記事では簡単に衣食住の観点から考えて見ました。

まずは、「住」です。私たちが満足度高い生活を送るためには電気が必要ですよね。明かりも必要ですし、装置を動かすのにも電力が必要です。ミステリアスアイランドでは火山の地熱を利用した発電が行われており、発電所の役割をになっているのがヴォルケイニア・レストランです。

地熱を利用した料理もおいしいのでおすすめです。

続いて、「食」です。海ということもあり水や魚介類には困りそうにはありませんよね。ただ、これだけではなくネモ船長は、海底農園を作ることで食用の海藻を確実に成長を促進しながら栽培しています。

水中農園の詳細に関しては海底2万マイルの待ち列で見ることもできますし、海底調査に出発してすぐに見ることもできます。

最後に「衣」です。無人島とは言え裸で過ごすわけにはいきませんよね。ミステリアスアイランドは無人島と言いましたが、ネモ船長は飛行船「アルバトロス号」や潜水艇「ノーチラス号」を所有しており、外界から必要な物資を運んできていたと考えられます。飛行機が離着陸しているタイヤ痕がついていたり、水門が開閉された跡も残っています。

さすがに布は外の世界から持ってきていたのではないかと思いますが、その布をミステリアスアイランドないで染めています。

  • 海底二万マイルのクルーのコスチュームは海底の藻で染めて明るい緑色
  • センター・オブ・ジ・アースのクルーのコスチュームは地底の苔で染めて深緑色

となっています。

ちなみにですが、一見冷酷なイメージのネモ船長ですが、実はすごく優しい側面もあります。例えば、海底2万マイルでは「船の墓場」を探索していると巨大なクラーケンに襲われて、限界深度不明の「ルシファー海溝」と呼ばれる海峡に落ちていきます。「潜水艇を浮上させる方法を何としても探すのだ。何としても志願クルーを救わねば」的な発言をして、私たちを見捨てずに助ける方法を模索してくれる心優しい一面もあります。

⑤ロストリバーデルタ

ロストリバーでは1930年代の中央アメリカをテーマにしておりカリブ海沿岸のジャングルが舞台となっています。

ここでは、ペンシルベニア州アンドリュー大学の考古学チームとインディー・ジョーンズ博士による共同研究が行われています。そんな彼らが発掘しているのがアトラクション「インディーズアドベンチャーランド~クリスタルスカルの魔宮~」の遺跡です。

まるでピラミッドのような形をしていますが、かつては若い女性が生贄となり遺跡の頂上から中に落とされていたと言われています。また、遺跡の中には永遠の若さを手に入れられるという若さの泉があると言われています。

ここで、若さの泉を使った金儲けを考えたのがインディーズ博士の助手(パコ)です。彼は博士に内緒で魔宮の探検ツアーを開催しております。クリスタルスカルの怒りを買うものは命を落とすと聞いていますが…

神殿に入るとしてもくれぐれもクリスタルスカルを怒らせないようにしたいですね。

  • 車のエンジン音が神殿の静寂を破ってはならないのはもちろんですが
  • クリスタルスカルに会う前に清めの間の泉で身を清め、きちんと拝まなくてはなりません

まさか、これらを守らない無礼な人たちはいないとは思いますが…車を使わなくても、考古学者の本部であり、食事処でもある「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」の壁にある入り口が若さの泉に繋がっていたとか。

一方で民間のチームが発掘を行っているのが、レイジングスピリッツのある遺跡です。

技術的にも専門的な考古学チームには劣るようで、インディーズ博士の率いるお隣の発掘現場から盗電しているのです。レイジングスピリッツが出来た2005年以降はインディーズ博士側の遺跡で電気が安定しないことがあるとかないとか…盗電されている影響なのかもしれませんね。

⑥マーメイドラグーン

マーメイドラグーンは映画「リトルマーメイド」のその後の世界を再現しています。アリエルがエリック王子と結婚したこときっかけに、アリエルの父であるトリトン王は海底の世界と人間の世界は共存できると考えるようになります。

そして、陸と海の交流を盛んに行えるようにと「マーメイドラグーン」を海の生物と協力して誕生させます。そしてこのエリアは陸と海底の世界から出来ています。

  • 陸の世界:アバブ・ザ・シー
  • 海底の世界(お城の中):アンダー・ザ・シー

の2つのエリアから構成されています。海底の世界はトリトン王のお城の中に広がっとり、もともとは海の深い所にあったため人間は入ることが出来ませんでした。しかし、このような理由でお城が陸へと引き上げられます。

お城から水が流れ落ちているのは、海底から地上にでてきて上にたまっていた水が流れ落ちてきていることを表現しているのです。

また、私たち人間か海底の世界で呼吸することができるのもトリトン王のおかげです。よく見るとトリトンが持っているトライデントの先がキラキラ光っています。そう、魔法をかけてくれているのです。

⑦アラビアンコースト

アラビアンコーストは映画「アラジン」に登場するランプの魔人ジーニーの魔法により作り出された世界です。

一度は自由の身になったジーニーですが、再びランプの住人になってしまっていました。というところからアラビアンコーストの話は始まります。そんな魔法のランプを見つけたのが、ジャスミンの父親であるサルタン王であり、ジーニーをランプの中から助け出します。

再び自由の身になれたジーニーはサルタン王に「3つの願いを叶えましょう」と言います。ここではサルタン王の3つの願いをご紹介します。

①ジーニーに再び会えたことへのお祝い

再びジーニーに会えたことを喜んだサルタン王は、ジャスミンとアラジンもジーニーが返ってきたことを知ったら喜ぶと思い、2人をここに読んで欲しい とお願いします。

ジーニーの魔法により呼び出された2人は、ジーニーと会えて大喜びをします。

②アラビアンナイトの世界を作る

サルタン王は、「すべての人にアラビアンナイト)世界を体験できるような場所を作って欲しい」言います。

  • 王族が暮らす宮殿のエリア
  • 庶民が暮らす街や活気にあふれる市場のエリア
  • 貿易などが行われた海岸のエリア

と、まるで魔法の物語のような街が姿を現します。

また、カスバフードコートとアグラバーマーケットプレイスの2施設は宮殿のエリアと市場のエリアの両方に面しており、どのエリアに面した入り口から中に入るかにより異なった雰囲気を楽しむ事ができます。

また、アトラクション「ジャスミンのフライングカーペット」は宮殿のエリアではなく海岸のエリアにあります。雰囲気的には宮殿の方が合いますよね?

これはジャスミンの「この贈りものを王国の人々や外国から訪れた人々と分かち合うことができれば、どんなにすてきかしら」と言う願いを叶えるために父親のサルタンが誰もが訪れやすいアラビアンコーストの海辺近くに、ジャスミンのお気に入りの宮殿の庭園そっくりな庭園をつくらせたたからです。

③ジーニーの好きな物を作って欲しい

そして最後の願いは、この街を造ってくれたジーニーに感謝して、ジーニー自身が喜ぶものをこの場所に作って欲しいというものでした。

そうしてできたのが、マジックランプシアターです。ジーニーは自分の魔法を見せて喜んで欲しいという思いから宮殿の中庭にテントを張って公演できる施設を作りました。

そして、ジーニーの魔法によりアラビアンコーストは出来上がっています。

まとめ

今回はディズニーシーに存在する7つのテーマポートとエントランスに関して考察をしてみました。

もちろん、個人的な見解も含まれているので全てが公式の物ではありませんが、このように歴史的な背景や地理的な背景を考えながら、パークを訪れた人がそれぞれの感性で楽しめるのがディズニーの魅力の1つだと思います。

現地のキャストの人と会話しても、人によって解釈が様々な部分がありますので、色々なキャストの人に話を聞いてみても面白いかもしれません。

キャラクターに会いに行くのも、ショーやパレードを見るのも、アトラクションに乗りに行くのも楽しいですが、それらが無くても楽しめるのがディズニーリゾートです。

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